紙媒体とWeb媒体を組み合わせた効果的な広報活動

2024年1月のNTTドコモ モバイル社会研究所による調査では、携帯電話所有者のスマートフォン比率は2024年は97%という情報もあり、スマートフォンを通じたアプローチは、NPOや市民活動団体の広報活動においてもますます重要になっています。
そこで今回は、Web媒体における効果的な広報活動についてご紹介。あわせて、二次元コードを活用して紙媒体とWeb媒体を連動させる方法についても解説します。
Web媒体での広報はフォローされるきっかけづくりが大切

フィルターバブルという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
フィルターバブルとは、インターネット検索やSNSなどにおいて、各ユーザーの利用履歴や検索履歴などに基づき、表示される情報が最適化され、まるでバブル(泡)の中にいるように似たような情報に囲まれてしまうことをいいます。
実際に、膨大な利用者を抱える動画サイトやSNS、通信販売等のサービスでは、上記のようにユーザーの行動履歴をもとにして、「次に見るもの」をサジェストしてくることが多くなってきています。
その結果、小さい団体やマイナーなジャンルの活動に関する情報ほど、利用者の目に触れる機会が限られ、新たな関心層を獲得することが難しくなっています。
そのため、XやInstagram、facebookなどの媒体における広報活動では、フォローされるきっかけや閲覧されるきっかけづくりが必要です。
紙媒体には二次元コードを載せるのが有効

このようにSNS で上手に発信することが大切な一方、市民活動団体では“日本のどこかにいる誰か”より、“活動地域にいる方”に情報を届けたいというケースも多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、二次元コードです。
二次元コードを活用することで、Web媒体と紙媒体を連動させた広報が可能になります。
つまり、紙媒体を入口として、Web媒体でより詳細の活動を知ってもらうきっかけがつくれるのです。
具体的な方法としては、イベントの展示・出展などの際に興味を持ってくれた方へのアプローチとして、展示物や配布物にWebサイトやSNSアカウントの二次元コード(QRコード)を載せるのが有効です。
もちろん、名詞などへの掲載も効果的ですね。
SNSアカウントをフォローしてもらうことができれば、団体の情報を継続して受け取ってくれる可能性があります。
このように紙媒体とWebサイトを併用して、団体の活動に直接触れてもらう機会を増やしていきましょう!
藤沢市でNPOの広報活動に関するご相談なら……
技術の発展により情報の届け方も変化してきていますが、一方で、ローカルなターゲットに向けた発信にはアナログな手段を組み合わせることが効果的な場合もあります。
藤沢市内のNPOや市民活動団体、ボランティア団体で広報の仕方に困りごとやお悩みがありましたら、ぜひ市民活動支援施設までご相談ください!