実施報告:被災地復興から考えるポストコロナの地域社会
2021年12月18日(土)、藤沢市市民活動推進センター20周年イベント「被災地復興から考えるポストコロナの地域社会」を開催しました。
本イベントは、20年という区切りの年に施設に関わっていただいた皆様への感謝を伝えるとともに、コロナ禍の終息後や災害時にどういった課題があらわれ、どう解決するかを考える機会を提供することを企図して企画いたしました。この場を借りて、改めて当施設に関わりを持っていただいたすべての方にお礼申し上げます。
20周年記念の企画としては、本企画のほか、特設ページ(https://20.fujisawa-npo.jp/)も作成しています。
開催概要
日時:2021年12月18日(土)14:00~17:00
場所:オンライン
対象:市民活動に関わる方や、興味のある方定員50名参加費無料
参加者:一般33名、全体46名
基調講演:認定NPO法人 日本NPOセンター事務局長 吉田 建治 氏
パネルディスカッション:
認定NPO法人ふくしまNPOネットワークセンター理事 内山 愛美 氏
認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ代表理事 横田 能洋 氏
公益社団法人フードバンクかながわ地域コーディネーター 荻原 妙子 氏
内容:
基調講演「NPOの次の10年、次の20年」
パネルディスカッション「被災地復興から考えるポストコロナの地域社会」
交流会 ほか
開催内容・所感
最初のプログラムは、「20周年の感謝状」と題しまして、登録団体の「NPO法人ふじさわ救命普及推進会」に、感謝状を授与しました。
※当日のご来場が難しかったため、録画しての放映
次に、鈴木恒夫藤沢市長よりのメッセージを放映し、初代センター長よりご挨拶いたしました。
基調講演では、日本NPOセンター事務局長の吉田健治氏にお話しいただきました。テーマは、「NPOの次の10年、20年」。日本のこれまでの市民活動の歴史を紐解き、過去の変化の中から未来に課題化するであろうことをお示しいただきました。
パネルディスカッションでは、ふくしまNPOネットワークセンターの内山愛美氏、茨木NPOセンター・コモンズの横田能洋氏、フードバンクかながわの荻原妙子氏に、災害復興やコロナ禍におけるコミュニティ支援に関する事例をお話しいただきました。それぞれの状況から、地域の課題が大きな変化を迎える中で市民同士や、団体間のつながりに関わる内容を共有していただきました。
交流会ではアイデアソンを実施いたしました。「コロナ終息後に地域のつながりを作り直すアイデア」をテーマに、参加者が自由な発想で話していきました。
今回、オンラインでの実施となりました。一カ所で同じ雰囲気を共有することはできませんが、遠隔地の方にお話しいただいたり、当日いない方からのメッセージをお見せできるなど、オンラインならではの価値も感じました。コロナ禍によって世界は大きく変わりましたが、制限下での試行錯誤の中から生まれるものもあります。アイデアの中にも、コロナ終息後であってもオンラインの活用を引き続き行うような提案も見られ、コロナ禍の中で、人々が柔軟になってきているのを感じました。
交流会
交流会では、アイデアソンを実施しました。当日出たアイデアを視覚化した図(ワードクラウド)は下記の通りです。
すべてのアイデアはこちらのPDFよりご覧いただけます。