実施報告:プラザdeカフェ ~身近なSDGs~ 知ってる?未利用バナナ
1月27日(土)六会公民館2階第1談話室にて「プラザdeカフェ ~身近なSDGs~ 知ってる?未利用バナナ」を開催しました。 本イベントは、プラザむつあいにおける交流企画「プラザdeカフェ」の中でも「シリーズ:身近なSDGs(持続可能な開発目標)」として実施をしています。
各分野における市民活動団体の活動がSDGsに繋がっていることを知っていただくことや、SDGsが自分と関わりが無いと考えるのではなく、その活動が参加者の方々の生活に取り組めることがSDGsの理念である 「誰一人取り残さない」社会づくりに貢献できると考え実施をしています。
私たちにとって身近なバナナはチョコレートの原料のココナッツと同じ暖かい地域で雨の降る気候が生育には良いこと。1回実を付けて収穫を迎えると切り倒され、その後は畑の肥料になったり、食べることができるものもあること。葉は敷物などに活用される事等、バナナに関する基本情報をお話いただきました。続いてバナナについてのクイズから、回答の際に丁寧に解説をしていただきました。
輸入されているバナナには大変厳しい条件があり、生産地から原産国を出るまでの選別で廃棄となったり、輸入から追熟での間に見つかる小さな傷等、販売にあたりこのようなバナナは出荷されず廃棄されていること等から見えた課題についてお話があり、その課題解決のために「NPO法人APLA」が取り組んでいるプロジェクトの説明がありました。
また、今回のプラザdeカフェ実施前(2024年1月6日~1月10日)に廣瀬氏をはじめとしたAPLAメンバーや、ALPAサポーターで市民活動プラザむつあいスタッフでもある堀がフィリピンのネグロス島での現地視察をした際の報告がありました。生産者の生活や街の市場での話、加熱をして食べるバナナがあり、皆さん普通に煮たり揚げたりして食べる事など日本では考えられない事の発見があったこと等報告をしていただき、現地の様子について時間の許す限り質疑を交えて楽しく過ごしました。
参加者の皆さんからは「破棄されるバナナがそんなに多いのは知らなかった」「食べられないのですか、何か考えてないといけないですね。」等ご意見をいただき、共感の輪を拡げる事ができました。
開催概要
日 時:2024年1月27日(土)10:00~12:00
会 場:六会公民館2階 第1談話室
講 師:NPO法人APLA 理事 廣瀬 康代氏、APLAサポーター(市民活動プラザむつあいスタッフ) 堀 千鶴
参加費:無料
人 数:12名
アンケート結果
回収枚数 12枚
Q1 本講座を何で知りましたか?(複数回答可)
- チラシ 3名
- 館内 2名
- 友人・知人より 6名
- ホームページ 0名
- その他 2名
Q2 参加された動機をお答えください。
- 台湾生まれで、小学1年の時、日本に引きあげてきましたので、毎日柱にバナナがつるされていたのを思い出します。殆ど毎日一本バナナを食べています。体にいいと。買ったらつるしています。
- 未利用バナナについては、詳しく話をきいてみたかったので参加しました。
- 「未利用」とは?知りたくて参加しました。
- 未利用って何と思いました。
- 館内に他の用事で来た時、お声を書けていただきました。
- SDGsに関連した話なの?
- 未利用バナナという言葉に興味がわきました。
- バナナがすきだから。(特にフィリピン産)
- (未利用バナナ)??なんだろうが、きっかけです。好きで予約購入しているので、色々のこと学んでみたいと思いました。
- 友人のさそい。
- フィリピン、マニラのバナナ農園を目にし、沿道にて一房を購入。ドライバーにあげると、それが家族の数日分の食事になると知ったから。
Q3 参加されていかがでしたか。
- 12名中、12名の方に「満足」とご回答いただきました。
(その理由)
- 知らない事が多く、参加してよかったです。いつも食べているバナナよりおいしかったような気がします。
- バナナの生産の仕方や、その周辺の人々のくらしを具体的に知ることができたことが、とてもよかったです。現地でまじめに作られたバナナが日本で知られていないことが惜しいことです。それを痛感できた講座でした。
- 具体的に写真と話があり、興味深かったです。
- バナナの価値付け(栄養的特徴とか)、高めて販売につなげたらどうでしょう。
- 勉強になりました。皆さんいろいろと考えていらっしゃるのだなぁと刺激になりました。
- フィリピンの現状など知る事が出き、楽しかったです。いただいたバナナ美味でした。
- わかりやすかった。お話が楽しかったので、興味深く拝聴いたしました。
- 知らないことを知る‼分かる‼って、いくつになっても、うれしいことです。感謝です。
- 未利用バナナの事をはじめて知りました。
- 現地の様子が分かり、消費に向けてのアイデアを考える良い機会となった。
Q4 今後、参加したいテーマはありますか。もしくは最近気になる地域のことはありますか。
- 食品関係の学びが有れば又参加したい。
- まだまだ勉強不足なので。
- 生活に身近なもの。
- 特になし。
- 地球の温暖化と気候変動
Q5 ご意見等ございましたらご記入ください。
- このバナナの話のように、大切なことであるのに、知る機会が少ないテーマは貴重だと思います。もっといろいろと聞いてみたいです。
- 広報の仕方の問題なのかも。
- お手伝いできませんが、がんばって下さい。
- 加工食品としてチョコバナナやバナナチップなどができるといいと思います。現地のカカオが使えるので。
- 子ども食堂や支援施設、災害用向け等の活用。
- 見切り品とか、B級品とかで、“一度食べてもらうと分かる”を宣伝して広める。
- イベントに参加して広める。バナナアートを公民館まつりではどうか?
- 学校給食のしきいが高いという話は、大変びっくりしましたし、残念な気がしました。大人が見映えを理由に受け入れてくらない。というのは、どうなんでしょうか。それこそ、教育の1つだと思います。ぜひ、大企業にもぜひアプローチしてください。SDGsの今だからこそウィンウィンになれるのでは。ぜひ強気で頑張ってください。カステラとかでも、「理由(わけ)あり」商品というのがありますけど、価格が安くて納得感があれば、売れると思います。(スーパーでも売って欲しいです)。家庭では食べきれないので。
- 1950円の送料のみで良いなんて‼ 子ども会や老人会、知り合いのやきとり屋さんなど、声かけしてみます。生活クラブ(湘南ふじさわコモンズ)の環境委員会、消費委員会の方に話しかけてみます。
- 成熟した藤沢市民が食品を通して、世界に目が注ぐ活動を支援することの重みを今後も活かして欲しいと思います。