実施報告：藤沢の市民活動の未来を考える　～みんなでディスカッション～

本年は、第4期藤沢市市民活動推進計画（2019年度～2025年度）の最終年度にあたります。

これを受けて、第5期藤沢市市民活動推進計画の策定に向けて、支援施設の利用者をはじめとする市民の皆さまから、「藤沢の市民活動」を切り口に幅広くご意見を伺う意見交換会を実施しました。
あわせて、市民や団体の声やニーズを今後の企画づくりに反映させるため、市域の課題に関するヒアリングも行いました。

当日は10代から70代までの総勢43名の方にご参加いただきました。
参加者の方からは「はじめてこういった場に参加をしたけど、さまざまな視点の意見が聞くことができて楽しかった」、「普段接することがない方とつながれる機会になって有意義な時間になった」、「毎年開催してほしい！」といった声が寄せられました（※アンケート結果については末尾をご覧ください）。

グループごとの発表時には、出てきた意見を「グラフィックレコーディング」という手法でその場で視覚的にまとめていただきました。最後にはさまざまな意見や当日の賑やかな様子が伝わってくるような1枚の大きな絵ができあがりました。

終了後は完成した絵を見て写真を撮る方や、名刺交換など、和気藹々とした交流の時間となりました。

当日ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

↓グラフィックレコーディング（拡大）

実施概要

日時：2025年8月2日(土) 10：00～12：00
会場：藤沢商工会館ミナパーク302・303会議室
対象：藤沢の市民活動、地域活動に興味関心がある方
参加人数：43名（スタッフ含む）
内容：
・藤沢市の今とこれから
・藤沢市市民活動推進計画及び藤沢市市民活動推進委員会について紹介
・グループディスカッション
・グループ発表
主催：藤沢市市民活動支援施設（指定管理者：認定NPO法人藤沢市民活動推進機構）

実施結果（アンケート結果）

※回答数：28／評価：1～5点の5段階の平均点／回答内容の一部省略あり

Q1.このイベントを何で知りましたか（複数回答可）

• 館内ポスター：1
• チラシ：5
• 支援施設情報誌：7
• メールマガジン：6
• ホームページ：2
• 広報ふじさわ：2
• X（旧Twitter）：0
• 友人・知人から：9
• その他：9

　

Q2.参加された動機をお答えください

• 日頃の活動で感じる課題を共有して話し合い、活動する上での参考にしたいから。（他3件）
• NPOがどのような活動をしているかに興味があったから（他3件）
• 市民活動について改めて考えて向きあいたい。（他2件）
• 知人に誘われ、面白そうだったから。（他2件）
• 市民活動についてのディスカッションをやりたいと思っていたから。（他1件）
• 今年から市民活動に参加するので、もっと詳しく知りたいから。（他1件）
• こういう場に参加したことがなかったから。
• 直接市などの自治に関わる機会がなく、関わってみたいから。
• 市民活動の現状や課題を理解したかった。
• 市民活動をしているから。藤沢市の市民活動のミライ像を知りたい。つくりたいから。
• 行政と市民活動の関係について話したかったから。
• 藤沢市の市民活動が今後もっと盛り上がってほしいと思ったので。

　

Q3.参加していかがでしたか

評価： 4.55点
※5点＝満足　1点＝不満

5点：16名

• 普段は交流しない世代の方々とかかわれたから。
• いろんな意見をきけた。
• 若い人もシニアも、それぞれの意見がきけた。
• 藤沢市でも住んでいる地域によって課題などが異なる点などが分かり面白かった。
• 多様な年代の人たちの意見や実施している内容を知ることができた。
• いろんな方とディスカッションする機会があり、とてもよかったですし、自分の意見を言うことに自信がつきました。
• いろいろ考える事が出来て、知識も得ることができたから。
• 色々な人のたくさんの意見がきけたから。
• 世代を越えた、それぞれの意見や抱えている問題、願望が知れて良かった。
• 活動をしているインターン2人の思いが聞けました。
• 各世代、立場からの意見をきくことが出来た。

4点：11名

• 内容が濃いので時間が足りない
• 現状や課題の理解に役立った。
• やる意義は感じたし、議論自体も面白かったが、議論する気のない方がいて不快だった。
• 話し合いに参加することで色々な意見交換ができてよかった。
• 行政からの一方的な情報共有ではなく質疑応答があれば良かった。
• 意見をたくさんきけたから。
• 様々な世代の方の意見を聞けた。

3点：1名　※コメントなし

　

Q4.今回の内容は、ご自身の活動に役立ちますか。

評価：4.27点
※5点＝役立つ　1点＝役立たない

5点：15名

• ずっと探していた場所を知ることができたから。
• 住んでいる地域以外のことを知ることができた。
• できるだけ多くの人の意見を反映できるように役立てたい。
• 藤沢市のボランティアをよくするので、このような機会があり、初めて知ったことや、これがあったらいいということについて話せたことがよかった。
• 改めて活動を見直してみたいから。
• SNS活用
• 市民や活動している人の意見がこれからの地域作りに繋がると感じた。
• 市として計画の中に盛り込んでいかれることを楽しみにしています。
• 意見反映をしていきたい。
• 自分とは違う、活動をしている方から多様の意見を得られたから。
• 色々知ることができたから。

4点：11名

• 知識が深まりました。
• 自身の活動には？ですが、藤沢市のためになります。
• 市の市民活動計画が知れた事！
• 現状や課題の理解に役立った。
• 仕事のことで頭がいっぱいではあるが、若者の活気にあふれた意見を聞けてよかった。
• ヒントをもらえた。

3点：1名

• 有意義な時間ではあったと思うが、今後の活動の役には立たないと思った。

2点：1名　※コメントなし

　

Q5.すでに参加している活動や、今後参加したい活動の分野を教えてください。

• 福祉：7
• 国際：2
• 環境：6
• 文化：7
• 子ども：15
• まちづくり：16

　

Q6.今後始めたい活動や、気になっている地域・社会の課題はありますか。

＜子ども・子育て＞

• 子育てしやすい環境。保護者の負担を減らしたい。孤独な子育てとならない為にも一時預かりを利用してほしい。
• 藤沢市内で、子育ての手伝いをしたいです。
• 子ども系をやってみたいです。
• 子どもたちの居場所となる施設や場所の提供がもっと増えればいいなと思う。
• 学校に行けなくなってしまった子どもたちのいばしょのボランティア活動を始めてみたいです。
• 小学生が、まちの課題について自分たちで考え調べて、そのひとつでも課題を解決するための実際の活動を行うようなプログラムをつくり（大人としてうちでサポート）進める。
• 中学生、高校生の居場所が欲しいという意見を聴き、今の大学生とさえも異なってくるところはあると感じました。

＜高齢者・福祉＞

• 高齢者へのデジタルの普及が急務だと考えている。市役所の書類のデジタル化であったり、サイバー犯罪の防止の為にも大事であると思う。また、移動にハイエースなどの普通免許で運用出来るマイクロバス等を使って交通を改善する必要があると思った。
• 高齢者へのシンプルな行政支援（書類作業が多すぎる）子育て支援・ボランティアの充実。外国人住民への生活サポート（国際的な都市へ向けて）。（他1件）
• 高齢となった団体の若い人、団体への引継ぎ。
• 高齢社会にあって、徐々に地域活動が少なくなっていくリスクを覚えています。世代間の交流を促すなどが必須だと思います。
• 医療、福祉の活動や鎌倉の観光課題に興味があります。

＜スポーツ＞

• 自分がスポーツが好きなのもありますが、色々な世代交流ができるスポーツ活動を行いたいです。
• ボールが使える公園のかわりなど無料でボール遊びができる施設を作ったほうがいいと思った。

＜地域づくり・交流＞

• 人が交流する場づくり、市民会館建て替えを良いものにする活動。
• 藤沢駅周辺再開発。
• 外国人との共存。両者の文化などの違いを相互に理解できる取り組み。
• 社会課題と市民活動をリンクさせる、コーディネートさせること、希望します。
• チャリティーサンタの活動、気になります。

＜情報発信・デジタル化・AI化＞

• 活動の企画、情報発行、取得全てにおいてAIが関わる時代になる。情報の発信、取得は自分が運営しているLocomoで便利にしていければ。市民活動の企画やサポートについては、専用のAIエージェントをつくると役立つかもしれません。
• 情報発信の工夫のお手伝いしたい。

＜その他　感想など＞

• たくさんのボランティアなどに参加したい。
• 現活動を更に深掘りをしてゆく。
• これ以上課題は増やさない。
• 少子高齢化や子育て支援。

　

Q7.本日のご感想や、ご意見等ございましたら、ご自由にご記入ください。

＜楽しかった＞

• このような場をつくっていただきありがとうございます。楽しかったです。これからもこのような場を設けていただければと思います。＜他4件＞
• 今回のも、世代間交流になりますね。今日出てきた活動のタネがひとつでも芽ぶきますように。
• こういうイベントに多世代が集まっているのを見て、藤沢に住んでいる人は地域愛が強いなと思いました。
• 良い機会でした。様々なジェネレーションのコミュニケーションは極めて重要です。
• 行政と市民が話すことができる機会が重要だと思うので参加できてよかったです。このような様々な世代がたくさん気軽に集まれる場が増えていくと嬉しく思います。
• なかなか自由に発言できて良かった。
• 藤沢市が未来の藤沢の為に話しあえる場があることに感動しました。温かい街で今挑戦している仕事が続けられたらよいな…と感じました。

＜交流・学びになった＞

• いろいろな話を聞けてよかった。
• 自分の知らない部分を多く知ることができた。今後の自分の活動の中で今回の意見を活かしていきたい。
• 今日、藤沢市について話す機会があり、いろんな世代の方とディスカッションできてとても良かったし、今後このような機会があったらいいなと思いました。
• 今回参加してみて何が出来るか再確認できました。今後に活かしていきたいと思います。
• 様々な属性の方の意見を聞けて良かったです。市の現状でも知らないことがあったので、勉強になりました。
• 私は、藤沢市出身ではありませんが、藤沢市へのこれからを考える人が沢山いて、「愛あふれる」人たちの集まりだなと感じた。「みんなでディスカッション」というイベントがこれからもっと増えて、また考える機会がこれからの藤沢市を作っていくと思う。

＜運営・改善の提案＞

• 意見を出し、まとめるまでに時間が足りない！？事前の準備ネタがあったら良かった。Google form等を利用して事前収集する等。
• テーマの性格上、内容が広範囲になり、ちょっと時間が足りないかも。シリーズ化した方がよいと思います。
• こういう交流の場を小規模で何回もできたらよいですね。
• いろいろ課題があると感じました。行政が関わってくれる中で、もっと実質的な成果が上がるよう検証してもらいたいです。
• 私には、取り組んでいる活動の幅が広すぎました。スタッフのみなさんご苦労様でした。

＜まちづくり・アイディア＞

• 子育て世代をターゲットにしたスタンプラリーをやってほしいい。