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歌川広重は、有名な「東海道五拾三次之内」(通称:保永堂版東海道)の他に、20種類以上の東海道シリーズを描きました。
その趣向は各シリーズで異なリ、広重は様々な<視角>で宿場を表現しています。
その中でも「東海道 五十三次之内」(通称:蔦屋版東海道)は、宿場そのものではなく、宿場と宿場の間にある休憩所である立場や橋、水上交通である渡しなど、宿場をとリまく施設や場所にも主眼を置いて描かれているといぅ特徴があリます。
本展では、蔦屋版東海道を一堂に展示し、東海道を幾通リも描いた、広重独自の<視角>をお楽しみいただけます。