《過ぎし日》2022年 令和4年度 日本芸術院賞受賞作
乗山賀行は高校卒業後、彫刻家・澤田政廣に師事して研鑚を積み、日展を中心に作品を発表してきました。
1981年に日展の会員となり彫刻家としての実績を重ねていくとともに、自身のアトリエを開放して創作活動の場を提供する土曜会を主宰し、1993年以降は視覚障がい者の作品鑑賞機会の剔出に取り組んだ展覧会「手で触れて見る彫刻展」(藤沢市点字図書館主催)を開催するなど藤沢市の文化振興に大きく貢献してきました。
また、市役所や公民館などにも作品が設置されており、パブリックアートとして広く市民に親しまれています。
この度、日本芸術院賞を受賞することとなった第9回日展出品作《過ぎし日》をはじめとした彫刻など、全56点が藤沢市民ギャラリーに一同に会します。