
参加方法
会場の定員は100名です。会員以外の方は事前にお申込みをお願いします。
参加費: 一般500円 会員無料
PDF情報No.113913
天体が地球に衝突することにより大きな被害を受ける、といったテーマが映画の中で描かれることがあるが、このようなことは決して物語の中だけの話ではなく、現実に起こりうる事象である。このような天体衝突による被害を防ぎ、地球を守る活動のことを「スペースガード」または「プラネタリーディフェンス」と呼ぶ。
その活動は具体的には、(1) 地球に衝突する恐れのある小惑星のような天体を観測で発見し、(2) 発見された候補天体に対して追加の観察を実施、データを蓄積して軌道を正確に把握し、(3) 衝突の可能性が高い場合には衝突回避の方法を検討し、(4) 衝突回避ができない場合には被害がなるべく軽減されるように対策を検討する、といった内容である。
本講演では国際的な活動の紹介に加えて、日本独自の活動についても紹介したい。また昨年末に発見され、地球への衝突確率の高いことが指摘されて注目された小惑星”2024YR4″の話題についても紹介する。