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PDF情報No.112287
神奈川文化賞・スポーツ賞とは
戦争の傷跡が随所に見られた昭和26年晩秋、当時の神奈川新聞社主筆故川崎萬博氏が県教育長を訪ね、次の提案をしました。
「郷土神奈川を混乱と動揺から守り抜くには、教育・学術をはじめ、いっさいの文化の再建に50年100年かかっても、根気強く努力し続けていかなければならない。いや、単に再建だけではなく、さらに積極的に文化水準の向上をめざす必要がある。こういう見地から神奈川文化賞を制定し、毎年すぐれた文化功労者、しかも郷土永遠の繁栄の指針となるような業績に輝く人物を表彰していきたい。」県教育長がこのことを内山岩太郎知事に報告したところ、知事も大きな賛意をもってこの提案を受け入れ、神奈川新聞社と県との共同事業として表彰事業を行うこととなりました。
この表彰事業の準備を進めていく中で「文化」の意味は、戦争を除くすべての人間活動の成果と解釈され、対象は各分野にわたり広く設定され、さらに、スポーツの向上に寄与し功績顕著な個人•団体に贈られる「神奈川スポーツ賞」を制定しました。
平成13年には、功績顕著で今後の活躍が大いに期待される若い世代に贈呈する賞として、「神奈川文化賞未来賞」を新たに創設しました。