NPO法人の情報発信(SNSの種類と使い分け方)
藤沢市市民活動支援施設では、SNSでの広報・情報発信に関連する講座を実施しています。
中心として取り扱っているのはX(旧Twitter)なのですが、もちろん理由があっての選択となっています。
現在主要な情報発信手段としてのSNSとして挙げられるのは、X、Facebook、Instagramです。
LINEは連絡手段としての側面が強く、Youtubeやtiktokなどの動画に関しては、要求される知識・技術が多いため、専門性や習熟が求められがちになります。
そこで今回は、X、Facebook、Instagramという主要な3つのSNSについて、NPOとしての使い分けについて解説します。
※藤沢市市民活動支援施設の講座開催情報は、こちらから確認できます。
NPOのSNS活用(使い分け方)
【SNS活用】X

当施設の講座でXを中心として取り扱っているのは、以下の理由からです。
・年齢や性別による利用者層の偏りが少ない
・拡散性が高い
・投稿のハードルが低い
Xは匿名性が高く、短文で手軽に投稿できるため、活動の種類を問わず導入しやすいのが特徴です。
また、リポスト機能により誰でも簡単に情報を拡散できるため、団体が活動の認知度を高めるツールとして最適です。
さらに、各投稿には固有のURLが付与されており、アカウントを持っていないユーザーでも閲覧が可能です。
【SNSの活用】Facebook

Facebookは、実際に団体が築いてきた人間関係が大きく影響するSNSと言えます。
特に個人アカウントの場合、投稿は「友達」や「友達の友達」など公開範囲が限定されることが多く、関係者向けの広報手段として適しています。
イベント・講座等へのリピーターさんが多かったり、定期的に参加者が通うような活動をしていたりする場合に有効です。
【SNSの活用】Instagram

Instagramの特徴は、女性の使用率が高く、画像やショート動画などの視覚的なアプローチに使われることです。
当施設でも講座で扱ったことがありますが、活動が「映える」「画になる」内容であれば有効な情報発信手段と言えます。
特に、野外活動が多い団体や、動物・芸術などの分野で活動している団体におすすめです。
FacebookとInstagramの注意点
Meta社が提供するSNSについては、「アカウントがないと自由には閲覧できない」ことに注意が必要です。
Instagramについては単独の投稿であれば見られますが、アカウントの詳細に移動する際にログインを求められます。
Facebookについても、ログインなしには自由には閲覧できません。
せっかく二次元コードを読み取ったり検索してもらったりしても、発信元がFacebookやInstagramだけの場合、詳細情報や団体概要を見てもらえず、機会損失につながってしまいます。
コミュニティ向けであったり、ターゲットが明確であったりする場合以外は、他の情報発信手段を併用することをおすすめします。
藤沢市でNPOの広報活動に関するご相談なら……
藤沢市内のNPOや市民活動団体、ボランティア団体で広報の仕方に困りごとやお悩みがありましたら、ぜひ市民活動支援施設までご相談ください!
