みわたす絶景 名所絵×鳥瞰図 の魅力

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高い視点から広域をとらえた浮世絵と近代の観光案内図を展示します。
この2つには「鳥瞰図」という、まるで上空や高い位置から見下ろすかのような視点で描いた共通点があります。
浮世絵では「一覧図」と呼ばれ、多くの絵師が描きました。
近代以降になると、鳥瞰図は吉田初三郎(1884-1955)らによる「観光案内図」に受け継がれます。
大正から昭和にかけて、交通・観光文化の発達により旅行ブームが起こり、鳥瞰図を使った観光案内図が盛んに作られるようになりました。
本展では藤沢市所蔵の様々な鳥瞰図から、江戸時代から昭和時代にかけて描き方の流れをたどります。
空飛ぶ鳥の視点や旅人が訪れた名所を通じて、日本各地の絶景をみわたす旅をお楽しみください。