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PDF情報No.112091
日本文化を代表する「茶の湯」。その成立以前には、どのような「茶」をめぐる世界がひろがっていたのでしょうか。神奈川県立金沢文庫が管理する国宝 「称名寺聖教・金沢文庫文書」は、中世東国の茶に関わる歴史と文化を伝える 貴重な史料群です。鎌倉時代を生きた人びとが贈答し、愛飲した茶、鎌倉仏教、 とくに密教儀礼の場で用いられた茶など、中世には多種多様な茶の用途や機 能がありました。「茶の湯」成立以前の、日本中世の茶の歴史と文化の諸相を、 ゆかりの文化財を通じてご紹介いたします。