Even small donations can make a difference.
※本記事は、「F-wave」(2021年11月号)に掲載されたコラム(なぜなにNPO vol.148)を引用・再編集したものです。
12月は「寄付月間」
11月3日は文化の日ですが、鎌倉市市民活動センター運営会議主催の「かまくらファンド」の審査会が行われました。
本年は11団体の応募があり、6団体への交付が決定されました。
「かまくらファンド」の原資は市民の寄付で、40万円を目標に1年をかけて寄付を募っています。団体のファンド部会の皆さんが、品物の寄付を元に資金に変えています。
大船駅の近くのたまなわ交流センターには、市民の皆さんが持ち寄った、絵画や漆器など所狭しと並んでいました。
12月は寄付月間ですので、来年度の資金を集めるため、できるだけ多くの市民の方にアポ―ルできるように工夫していくそうです。
生活の中に根付いてきた「寄付」

本年も残すところ2ヶ月を切り、締めくくりが近づいてきました。
「今年寄付しましたか」と改めて聞かれると、多くの皆さんは「NO」と答えるのではないでしょうか。
でも、気が付いたら寄付していることって結構あります。
「いつも買っているチョコレートが寄付付きだった」
「素敵なポーチがチャリティグッズだった」
「近くのスーパーのフードドライブに食料を持って行った」
「しばらく海外旅行に行く予定がないので、手元に残った外貨コインや小額紙幣を外貨専用の募金箱に入れた」
「友達が書き損じハガキを集めるボランティア活動に参加していたので、手元に残った年賀ハガキを渡した」
など、コロナ禍であまり外出が出来なかったけれど、探してみたら寄付していたかもと思い出すのではありませんか。
着実に少しずつではありますが、生活の中に「寄付」が根付いてきています。
社会の課題や問題が多種多様となり、公共サービスの担い手が行政や政府だけでなく企業や市民の領域まで広がっています。
日常のちょっとした気づきを行動に変えることもそれほどハードルの高いものではなくなってきたようです。
Even small donation can make a difference.
小さくても寄付は違いを生むことができます。
寄付月間の12月には、どのような寄付があるのか少し興味を持ってみませんか。何かが変わるかもしれません。
